アッヴィの仕事内容を知る

外資バイオ製薬でどんな仕事をするのか。MR・臨床開発・マーケ・メディカルの4職種を解説。

プロジェクト事例で理解する

免疫領域 担当病院20〜30施設

リンヴォック新適応症の処方拡大プロジェクト

リンヴォック(JAK阻害薬)の新たに承認された適応症について、担当エリアの専門医に情報提供。競合薬との差別化データを用いた学術的なディスカッションが求められる。

👤 若手の関わり方 若手MRの関わり方:先輩MRに同行しながら医師との面談を経験。2年目からは単独で担当施設を持つ。
臨床開発 国内20施設・被験者200名規模

新薬Phase III 日本国内治験の推進

グローバルで進行中のPhase III臨床試験の日本パートを推進。治験実施施設の選定、治験責任医師との折衝、データモニタリングを担当。

👤 若手の関わり方 若手CRAの関わり方:入社2〜3年目でモニタリング担当として施設訪問。プロトコル逸脱の防止と被験者安全の確保が最重要ミッション。
マーケティング 免疫領域全体

スキリージのブランド戦略立案

スキリージ(IL-23阻害薬)の日本市場におけるポジショニング戦略を立案。競合であるステラーラ等との差別化メッセージ、医師向け資材の開発、学会プロモーションを統括。

👤 若手の関わり方 若手の関わり方:マーケティング職は中途が中心だが、MR経験3〜5年後に社内公募で異動するパスがある。

職種・部門の詳細

💊

MR(医薬情報担当者)

大学病院・基幹病院の専門医

アッヴィの最大の職種。免疫・腫瘍・神経科学の各領域で専門医に薬の有効性・安全性データを伝える。「売る」のではなく「エビデンスに基づく情報提供」がミッション。

  • 担当施設:20〜30施設が目安
  • 専門領域制:免疫・オンコロジー等に分かれる
  • 外資ならではの本社(米国)トレーニング制度

MR比率
約50%
🧪

臨床開発

治験実施医療機関

日本での臨床試験(治験)の企画・実施・データ管理を担当。CRA(臨床開発モニター)、薬事、統計など専門職で構成。グローバル治験の日本パートを推進する重要な部門。

  • PMDA(医薬品医療機器総合機構)との折衝
  • グローバルチームとの英語コミュニケーション必須
  • 理系バックグラウンド(薬学・生命科学)が多い

開発部門比率
約20%
📊

マーケティング

社内MR・医療関係者

各製品の日本市場戦略を立案・実行。ブランドマネージャーが製品ごとに配置され、売上・シェア・処方医数などのKPIを管理。中途採用が主流で、MR経験者や他社マーケ経験者が多い。

  • 製品ライフサイクル全体のP&L管理
  • KOL(Key Opinion Leader)戦略の立案
  • デジタルマーケティングの活用が拡大中

マーケ比率
約10%
🔬

メディカルアフェアーズ

KOL・学会

営業・マーケとは独立した医学・科学の専門部門。リアルワールドエビデンスの構築、医学論文のサポート、メディカルエデュケーションを担当。MSL(メディカルサイエンスリエゾン)が現場の最前線。

  • MD(医師)やPhD出身者が多い
  • 学会活動のサポート・シンポジウム企画
  • 製品の「科学的な価値」を確立する役割

MA比率
約15%

ひよぺん対話

ひよこ

MRって営業でしょ?「薬を売る人」ってイメージなんだけど…

ペンギン

半分合ってるけど半分違う。日本ではMRが医師に直接薬を販売することは法律で禁止されてるんだ。MRの仕事は「この薬はこういう臨床データがあります」とエビデンスに基づいて情報を伝えること。処方するかどうかは医師が判断する。だから「セールス」より「インフォメーション」に近い。ただ結局処方数=成果で評価されるから、営業的な側面はゼロではないよ。

ひよこ

外資MRって日系MRと何が違うの?

ペンギン

大きな違いは3つ。(1)専門領域制——日系は複数領域を担当するけど外資は免疫・オンコロジー等に特化する。(2)英語——グローバルの研修やレポートは英語。(3)給与と雇用の安定性のトレードオフ——年収は高いけど、製品の特許切れやリストラで部門ごとなくなることもある。アッヴィは日系より20〜30%年収が高いけど、転職前提のキャリア設計が必要だよ。

ひよこ

新卒で入れるの?中途じゃないとダメ?

ペンギン

アッヴィは新卒採用も行っている。MR職での新卒採用があり、入社後は充実した研修プログラムがある。ただし採用数は限られるから倍率は高い。臨床開発やマーケは基本的に中途採用が中心。新卒で入るならMR→3〜5年後にマーケや開発に社内異動というパスが現実的だね。

ひよこ

正直、外資製薬のMRって何年くらい続けるもの?

ペンギン

ぶっちゃけ3〜5年で転職する人が多い。アッヴィで経験を積んで、他の外資製薬(ファイザー、ロシュ等)やCRO(受託研究機関)、コンサルに移る。「一社で定年まで」は外資製薬の文化ではない。ただしそれは悪いことではなく、キャリアを自分でデザインするという考え方。アッヴィの名前は転職市場で強いよ。

もっと詳しく